白菜栽培へのこだわり
プラグ育苗で市販の培養土を使う事で土壌細菌を防ぎ、育苗肥料を安定させる事により均一した苗を作る事です。
育苗における温度管理、浄水管理は、白菜栽培の最も重要なポイントです。
定植は、高畝栽培で、66cm×48cmでゆったりと生育させることで病気の発生を防ぐと同時に一株一株の白菜そのものが持っている生育能力を充分に発揮出来る環境にしてあげる事が大切です。
栽培予定の畑に一年前に完熟堆肥を10a辺り3tを投入して置き、十分に土壌になじませ微生物の活性化をはかり肥沃な土壌にしておく事が重要です。
生産地域
中札内村は、広大な十勝平野の札内川流域に広がる農業地帯で、十勝管内南西部に位置し、清流日本一にもなった札内川上流には、
多目的の札内ダムがあり、その流域には、清流と岩が織り成すピョウタンの滝などがあります。
十勝農業は、ほとんど一般畑作(甜菜、馬鈴薯、小麦、豆など)が多数占める中で野菜作りに挑んでいる生産法人です。
札内川の蒸留水が地下水となり、ミネラル豊富な水が作物に吸収され、気候も寒暖の差が大きく、食味日持ちがとても良いのも、この様な豊かな自然環境の中でのものと考えられます。
肥料については
土壌微生物農法を取り入れることにより、化学肥料を慣行栽培の30%減にすることができています。
野菜が土壌から養分を吸収するときには、養分のバランスが大変重要で特に微量要素がポイントとなり、野菜の健康生育には欠かせないものと思います。
農薬については
長い生育期間の内に病気になり害虫に食われてしまいます。それをどこまで野菜自体の力で防ぐ事が出来るかです。
特に土壌微生物の活性化を図ることが最も重要だと考えています。
防除は、天然資材、BT剤を中心に行っていますが、決して無農薬ではありません。
どうしても必要な状況にさらされた時、登録農薬を使用しています。
収穫後の鮮度管理及び出荷
白菜は、20区に分けて定植時期をずらし、6月下旬~11月上旬まで連日収穫、出荷を行います。
収穫後、必ず冷凍庫に一晩以上4℃で予冷をかけて出荷いたします。
輸送トラックも必ず予冷車を利用し、購入者の元まで鮮度を保持する事が生産者の責任だと思います。